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実際のところ X Window System は通常作業で使えるのかな?


ちょっと考えてみた。

いままでの 私の FreeBSD 利用方法は、ウェブサーバ、FTPサーバ、メールサーバ等、CUI のみでなんとかなる世界であって、X など見向きもしなかった。wine の存在を知り、X に少し興味が沸いていぢり出し、「あぁ、こんな世界もあるんだ」と感動して、そこで満足していた。

ところが、「ひょっとして」という思いから、X が実務的に利用可能なのかを考えはじめた。

「MS-Windows のように X Window System でも通常作業ができないだろうか?」

普段、私がMS-Windowsパソコンを使用する用途(アプリケーション)は、おおむね、

  • ブラウザ
  • メール
  • コーディング
  • FTP
  • たまに、画面キャプチャ
  • たまに、画像形式変換
  • たまに、画像トリミング(四角でよい)
  • たまに、書類作成(ワープロ、表計算)
  • たまに、ゲーム

これらのような、MS-Windows で行っている作業を、FreeBSD の X Window System 上で実現できれば、正直にすばらしいと思う。

私はデータバックアップを rsync で行うために、わざわざ専用の FreeBSD コンピュータを建てている。バックアップなんて、せいぜい1日1~2回しかしていない。だから、もし、rsync 以外の使い道があるのなら(普段の作業に使えるのならば)、このコンピュータの資源を余すことなく使うことができると思う。

あわよくば、性能の高いパソコンを入手して、VirtualBox をインストールしておき、必要なときだけ MS-Windows を起動する、ということも想定できる。

X の使い方(特に GUI アプリケーション)について、真剣に考える時が来たようだ。

では、順番に。

 

ウェブブラウザ

X では、FireFox3 や Chrome が使える。Flash だって見れる。私にとっては、まーったく問題なし。

下の例で Chrome の make にはとても時間がかかる。FireFox 3 はそれほどでもない。


FireFox 3.5.16,1
 
Chrome 15.0.874.121

 

メールクライアント

X にも、使いやすそうなメールソフトがある。例えば、Sylpheedは、MS-Windows の Outlook Express に似ていて、直感的に分かりやすいと思うし、普段から Thunderbird を使っているなら同じものが使える。


Sylpheed 3.1.2

Thunderbird 8.0

 

テキストエディタ

私にとって一番重要なのがテキストエディタだ。コーディングに手惑うような仕事はしたくない。いっそ、使い慣れたエディタを wine で動かしたらどれほど効率がよいかと思うくらいだ。極端に言えば、これさえクリアできれば、X を使う理由ができる。そんなことで、是非とも自分に合った使いやすいテキストエディタを使いたい。そんな願いを込めてネットの大海原を探索していたら、なんと灯台下暗し的なものを見つけた。gvim だ。はっきり言ってびびった。vi なのに X なのだ。しばらくこれでやってみたいと思った。


gvim VIM 7.3
 
gedit 2.30.4

 

FTPクライアント

さて、次に、FTPクライアントだが、MS-Windows では FFFTP を使用している為、それと同じように、左がクライアント側、右がサーバ側と、ファイルリストが左右分割されているものがあれば喜ぶ。ファイルの送信、受信ができて、結果が一目瞭然で、あわよくばパーミッションの変更ができればそれでよい。さて、いまどきの旬の GUI/FTPクライアントは何だろうか。探してみた。

gftp はシンプルでよい。ファイル一覧から指定したファイルの編集(エディタの起動)まで可能。まるで FFFTP のようだ。

FileZilla は、ディレクトリの階層構造をツリー表示してくれるのでディレクトリの移動が楽。また、転送場所のミスを減らする効果が期待できる。ただし、make 時間が長い。

 
gftp 2.0.19_4
 
FileZilla 3.5.3

  

ファイラー

rox-filer が使えそうだ。2 つの rox-filer を開いておき、ファイルアイコンをドラッグ&ドロップすることで、ファイルの移動やコピーができる。また、ファイル形式に対してアプリケーションを紐付けておくと、自動的にアプリケーションが開いて、画像やテキストを表示してくれる。隠しファイルの表示 ON/OFF もボタンひとつなので、やりたいことだけを、使い勝手良く操作できそうだ。 rox-filer の起動コマンドは rox 。

rox-filer 2.10

 

画面キャプチャ、トリミング、画像形式変換(使用頻度少ない) 

GIMP は、時々目にするけれども、あまり使っていない。画像加工ができるし、キャプチャもできる。

Image Magic を使うと、import コマンドを使って、キャプチャできる。 また、convert コマンドを使って、jpg / png /xpm などの画像形式を変換することができる。まだ試していないが、矩形トリミングもできるということなので、ひとまずこれでいいや。 ちなみに、Image Magick の起動は、display。

Image Magick 6.7.3-4
GIMP 2.6.11

 

書類作成(使用頻度少ない) 

Ubuntu などで使われている Open Office とか、 Libre Office などが FreeBSD / ports にもある。が、使用頻度が少ないものをわざわざインストールしたくはない。使い慣れている MS-Excel の VBA マクロを使うことも多いので、書類作成を含めて、ワープロ、表計算などは、MS-Windows を使うことにした。

 

ゲーム(使用頻度少ない) 

たまに MS-Windows 専用の MMORPG をプレイすることがある。wine に入れて動かそうも、動作速度が遅くて使いものにならなかった経緯から、こちらも欲張らずに MS-Windows を使うことにした。

 

さてさて、

いろいろアプリケーションを見てみると、意外にも実用的に使えそうな気がしてきたぞ。おそらく私が知らないだけのことで、バリバリ活用されている諸先輩方はわんさかいらっしゃるのだろう。これは、もっと真面目に X と付き合う必要があるのかもしれない。